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MRI の画質特性 / 造影剤 / 安全管理

G. MRI の画質特性 a. コントラスト (2017 26)  撮像法 特徴 高信号になるもの 低信号になるもの T1強調 画像 T1値が短いほど高信号となる 「脂肪」「高蛋白」 「メラニン」「常磁性体」 「(亜急性期出血)」 「(淡い石灰化)」 「水(脳脊髄液)」 「多くの病変部位」 T2強調 画像 T2値が長いほど高信号となる 「水(脳脊髄液)」 「多くの病変部位」 「超急性期出血」 「急性期出血」「慢性期出血」 「石灰化、骨皮質」「ガス」 「メラニン」 拡散強調 画像 高b値画像とADCマップの 組み合わせで脳梗塞の診断をする 「急性期脳梗塞」 「膿瘍」「脳炎、脳症」 「水(脳脊髄液)」「脂肪」 「T2強調画像で低信号のもの」   b. 空間分解能   c. 信号雑音比〈SN比〉 また、TRが長い、TEが短いとSN比は高くなる...
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DWI / MRS / 脂肪抑制

d. 拡散強調撮像法 (2013 24) ブラウン運動の強さを信号強度に反映 基本的に異物(悪いもの)は高信号   e. MR スペクトロスコピー〈MRS〉 (2015 26) 共鳴周波数の差から分子の種類や量を分析(スペクトル表示)する方法 均一性が重要でシミングが必須 高静磁場→化学シフトが大きい→周波数差が大きくなる→分解能が高くなる MRIで用いられる核腫と共鳴周波数 核腫 1H 13C 19F 23F 31P 共鳴周波数 42.58 10.71 40.10 11.26 17.24 水と脂肪の共鳴周波数の差は約3.5PPM(1.5Tの場合220〔Hz〕÷63.8〔MHz〕×10-6=3.4ppm) 水と脂肪の周波数差(1.5T):220Hz (静磁場強度に比例して大きくなる) 磁場の強度が大きいほどケミカルシフトは大きい   f. 機能的MRI〈fMRI〉   g. 最新技術   F. 抑制技...
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MRI測定原理 / 画像形成 / MRA

3. MRI 装置<磁気共鳴画像診断装置> A. 核磁気モーメント a. 核磁気共鳴〈NMR〉 b. 磁気回転比、ラーモア周波数 ・歳差運動 (2014 22) 自転軸が時間の経過に従いその中心軸が傾き、先端が円を描くようになるような運動   歳差運動の共鳴周波数f=(γ・B0)/2π 、ω=γ・B0 γ:磁気回転比   B0:静磁場の強さ:磁束密度、コイルに流れる電流に比例して大きくなる   ・静磁場強度 静磁場強度が大きいと「SARが増加」「磁化率・化学アーチファクトが増加」「S/N比が増加」    「T1緩和時間が長くなる」「RF磁場不均一の影響の受けやすさが増加」 B. 磁気共鳴信号    a. RF パルス(2017 記述) b. FID〈自由誘導減衰〉 c. 縦緩和、横緩和   C. MRI の画像形成 a. スライス選択  ・スライス厚 (cm) = 送信バンド幅÷傾斜磁場強度 (2017 35、2013 29) ・スライス位置:RFの周波数によって決める ・撮像視野(FOV)(cm) = 受信バンド幅÷傾斜磁場強度...
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X 線画像の形成と画質

F. X 線画像の形成と画質   a. 画像の拡大とひずみ   b. 散乱X 線の影響 c. コントラスト特性(2012 25) ○特性曲線の測定方法とその特徴 ・タイムスケール法 :タイマーにて露光量(t)を変化させる 表示タイマーと露光量のリアリティ(短時間領域)が問題で、線量モニタが必須    アナログ系では相反則不軌の影響を受けるため使用不可 ・距離法 :距離の逆二乗則を利用して露光量(I)を変化させる 広いダイナミックレンジを得るためには、数10メートルの距離が必要 距離制限のある装置への対応が問題で、放射口に金属フィルタを付加するなどで解決 ・ブートストラップ法 :アルミステップを、露光量を変化させて撮影する(例:1倍と2倍) 露光量範囲が不十分であったり、入出力特性取得のための作図が複雑である 散乱線X線の影響を受ける   d. 解像特性〈解像度、鮮鋭度〉 (2015 29、2013 26) ○MTF :横軸:空間周波数  縦軸:MTF値(1.0~0までの値)   1に近い程解像特性が良い   ○MTFの測定方法とその特徴 ...
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線量の分類

4. 線量の分類 A. 物理量  a. 吸収線量、空気カーマ、その他 B. 防護量 a. 臓器平均吸収線量 b. 等価線量 c. 実効線量 ○防護量の単位と定義 (2017 19、2015 記述、201 15)  防護量:人体に対し定義される線量        実際には測定することができないため、コンピュータを用いて使用する 名称 単位 定義 線量当量 J・kg-1 =Sv =(ある点における吸収線量)×(線質係数) 放射線の種類、エネルギー入射方向を決定し、人体モデル(コンピュータファントム)に 照射する 等価線量 J・kg-1 =Sv ある組織・臓器にわたって平均し、線質について荷重した吸収線量 =Σ((ある組織・臓器の一点における吸収線量)×(放射線加重係数)) 各臓器の吸収線量を計算し、放射線加重係数を乗じて等価線量を計算する 実効線量 J・kg-1 =Sv =Σ((等価線量)×(組織加重...
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放射線の生物影響、リスク

3. 放射線の生物影響、リスク A. 影響の分類  a. 対象 b. 発現時期 c. 線量、線量率 (2016 記述、2014 12、2013 77、2012 13) 線量・線量率効果係数(DDREF) :LNTモデルの高線量域とのズレを修正するため、 低線量でのリスクを推定するために用いられる係数で、2とされる 同線量の高線量率の効果 = 同線量の低線量率 × 2   B. リスク評価(発がん) a. 確率的影響、確定的影響 ○確率的影響 (2016 22) ・がん  原爆被爆者で、発がんの増加が確認されている 白血病はLQモデル、他の固形がんはLモデルに適合  潜伏期:白血病では最小2年、ピークは6~7年      他の固形がんでは最小10年   ・遺伝的影響  原爆被爆者では有意な増加は認められていない   ・リスク 白血病は絶対リスク予測モデル(線量に比例)-年齢にかかわらず一定  他の固形がんは相対リスク予測モデル-高齢で高リスク 絶対リスク:単位線量当たりの発生数        →相加予測モデル 相対リスク:被ばく集団発...
Ⅱ.統計学

確率と確率分布 / 推定、検定 / 回帰分析

2. 確率と確率分布 A. 確率 a. 標本空間、事象 b. 確率、条件付き確率 (2015 60) ・順列 nPk=n(n-1) (n-2) (n-3)…(n-k+1) ・組合せ nCk=nPk÷k!   c. 離散型確率変数、連続型確率変数 d. 大数の法則、中心極限定理   B. 確率分布 a. 離散型確率分布、連続型確率分布  b. 自由度 c. 二項分布、ポアソン分布、正規分布、t分布、χ2 分布、F 分布 (2017 28、2013 63) ○離散型 :「二項分布」「ポアソン分布」 ○連続型 :「正規分布」「t分布」「F分布」「ラプラス分布」「χ2 分布」   d. 期待値、分散   ○確率密度関数 (2017 27)  連続確率変数の確率分布を規定する関数を確率密度関数 確率変数X が連続的な値をとる連続確率変数であるときに X がある範囲 をとる確率を P とした場合,その確率を与える以下の関数 f(x) を確率密度関数という。 ○確率質量関数(2017 27)  離散確率変数の確率分布を規定する関数を確率質...
Ⅱ.統計学

基礎(ROC、基本統計量)

1. 基礎 A. データの分類 a. 質的変数、量的変数   b. 離散変数、連続変数   c. 名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率〈比例〉尺度 d. 母集団、標本 ○標本の抽出方法 ★層化(層別)抽出法  (2013 61)  母集団をあらかじめいくつかの層に分けておき、各層の中から必要な数の調査対象を無作為に抽出する方法 【メリット】 母集団内情報(年齢別、性別など)の比較を行える、母集団の推測の精度が増す、 各層において分布が大きく異なる場合に使うことができる 【デメリット】 母集団の構成情報を事前に知っておく必要がある   ・クラスター抽出法(集落抽出法)  1.母集団を、小集団である「クラスター(集落)」に分ける 2.分けられたクラスターの中から、いくつかのクラスターを無作為抽出する 3.それぞれのクラスターにおいて全数調査を行う  【メリット】クラスターの情報さえあれば抽出することができるので、時間や手間を節約できる 【デメリット】同じクラスターに属する調査対象は似た性質を持ちやすいため、標本に偏りが生じる   ・多段抽出法  ...
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生物学的作用

A. 物理的過程 a. 電離  b. 励起 c. 線エネルギー付与〈LET〉[keV/µm] (2017 55、2016 58、2015 61、2014 61、2012 61) ・低LET放射線:「X・γ線」「β線」「電子線」「陽子線」         間接作用による1本鎖切断がメイン(70%程度) ・高LET放射線:「α線」「中性子線」「重イオン線」         直接作用による2本鎖切断がメイン ○RBE (2017 55、2015 63 68) 「ある効果を得るのに必要な基準放射線の吸収線量」 RBE=―――――――――――――――――――――――― 「同じ効果を得るのに必要な試験放射線の吸収線量」  「生物学的効果」「生物の種類」「線量率」「酸素濃度」「生理的条件」「増感剤」によってRBEは変化する ・基準放射線:放射線医学では250keVのX線        それ以外は60Coγ線 ・炭素線のRBE:2~5  陽子線のRBE:1~1.1 ○OER (2015 64、) 「無酸素下である効果を得るのに必要な線量」 OER=―――...
Ⅰ.Ⅱ.基礎医学+放射線診断学

医学系 神経 診断に必要な正常X 線解剖と正常像

神経 診断に必要な正常X 線解剖と正常像 a. 頭蓋骨〈トルコ鞍、斜台、内耳道等〉 b. 脳と脳室、脳槽〈側脳室、第3 脳室、中脳水道、第四脳室、鞍上槽等〉 ○大脳半球の区分  ・前頭葉(2012 11)  運動に関する中枢、人格にかかわる領域 ・側頭葉 (2012 11)  聴覚中枢、感覚性言語中枢、 嗅覚中枢、味覚中枢 ・頭頂葉 (2013 13) 体性感覚中枢、視覚性言語中枢、知覚中枢 *体性感覚:皮膚感覚(触覚、圧覚、痛覚、温度覚、痒覚) 深部感覚(関節覚(運動覚,位置覚)、振動覚、深部痛覚 内臓感覚 ・後頭葉  (2015 13、2014 01、2013 12、2012 11)  視覚中枢 ・島  外側溝の深部、島を覆う各葉を弁蓋という ・辺縁葉 ○脳幹 :中脳・橋・延髄をまとめた名称 (2015 02、2013 01、2012 11) ・中脳:対光反射(瞳孔反射)などの視覚反射、聴覚反射の中枢     黒質:随意運動における筋緊張の調整に働く。パーキンソン病に関係する     赤質:小脳と脊髄を中継し、運動調節に働く。     四...
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