消化器 異常像の読影とその分析

異常像の読影とその分析

A.
食道癌
 
2017 472015 592014 52 53 552013 55201251

・リンパ節転移が多い

ⅠA

:内視鏡切除、手術、化学放射線、5年生存率56

内視鏡切除後、粘膜下層SM)より深い場合、化学放射線療法または追加手術を行う

 

ⅠBⅢC

手術(切除可能)、化学放射線(切除不能)

切除可能のII-III 期の5年生存率29

 

・切除不能期、IV

化学療法、支持療法、5年生存率19

 

・原発性部食道癌に対してはIMRTが有用

内視鏡切除後の放射線化学療法は追加手術と同等の成績

・急性障害:皮膚炎、食道炎、肺炎

・晩期性障害:食道穿孔食道出血、心、肺障害

*照射前にステントを併用すると高率に重篤な合併症が発生するとする報告あり

 

a.
放射線単独療法  
 国内:6070Gy/3035

b.
化学放射線療法 
 
 国内:
60Gy/30 、シスプラチン+5-FUが標準

 

B.
膵癌
2015 242014 30

カルチノイド:消化管にできる悪性度の腫瘍 

a. 局所進行膵癌:切除不能例に対して化学放射線療法

 

C.
直腸癌

 第一選択は手術

a. 術前化学放射線療法 


切除可能例に対して、術前あるいは術後照射


切除不能および局所再発例に対して,術前照射により切除を可能にする役割

 緩和的治療

 

D.
肛門癌

a. 化学放射線療法

:組織型の6080%は扁平上皮癌で、化学放射線療法が有効

 




E.
その他の消化器腫瘍

a.
肝臓癌

超音波の肝臓診断 2013 31

・肝腎コントラスト

:通常では、肝臓と腎臓では差はつかない

脂肪肝の場合、肝臓が白く(信号)、腎臓が黒く(信号)描出される。

・肝腫瘍

:造影剤を用いることもある

・肝硬変の所見

肝右葉の萎縮肝左葉の肥大肝縁の鈍化肝表面の凹凸不整脾腫門脈拡張腹水

★モザイクパターン

肝細胞癌で認められる所見で、肝細胞癌内部の分葉構造がモザイク状に描出され、

腫瘍内の隔壁や小さな腫瘍(ノジュールインノジュール)が確認できる。

 

肝臓がんのCT読影2017 272016 282013 31

・肝臓細胞がん

:単純CT濃度、動脈相で濃度、門脈相で等価、平衡相で濃度

・血管腫

:単純CTで明瞭な吸収、動脈相で辺縁に結節状の濃染

平衡相に向かうにつれFill-inという中心部へ広がっていくパターンを示す

・転移性肝腫瘍

:血行性転移巣は乏血管性で中心部ほど低吸収

  膵島細胞腫腎細胞がん乳がんカルチノイドの転移巣は富血管性で、動脈相で高吸収

・肝嚢胞

:単純で低吸収で、造影効果を示さない

・脂肪肝

:肝実質のCT値が低下門脈肝静脈とのコントラストが逆転する

      (2014 36肝造影CT

肝造影MRI

肝臓 単純CT のコントラスト(肝硬変、脂肪肝、肝炎、ヘモクロマトーシス、門脈閉塞)(2014 31

 

MRI造影剤の比較(医学:2014) 

分類

細胞外液性造影剤

Gd-DTPA

肝特異的造影剤

Gd-EOB-DTPA

肝特異的造影剤

SPIO

分布

細胞外液

細胞外液と肝細胞

血液とクッパ細胞

造影効果

T1強調で造影剤が高信号

T1強調で造影剤が高信号

T2強調で造影剤が低信号

目的

血行動態の差異の可視化

血行動態と肝細胞機能の差異の可視化

クッパー細胞の有無または機能の差異の可視化

 

肝臓がんの治療方法

・手術:(切除,肝移植)

肝動脈化学塞栓療法transcatheter arterial chemoembolizationTACE

 +「化学療法」で予後改善

経皮的エタノール注入療法percutaneous ethanol injection therapyPEIT

ラジオ波熱凝固療法radiofrequency ablationRFA):腫瘍内に電極を挿入し、肝臓がんを焼く

・動注化学療法

・放射線治療

切除不能例に対して、または肝移植のための術前照射

  門脈腫瘍栓に有効

  通常照射:50Gy/25

腫瘍径5cm<粒子線適応、5cm定位照射適応




 

c.
胃癌
2016 192015 27

 腺癌がほとんどを占める

 胃MALTリンパ腫では可能であればピロリ菌の除菌の後に放射線治療、その後化学療法

 

d. 大腸癌2015 2427

S状結腸または直腸に好発し(70%)、90%が高~中分化型の腺癌

 

F. 消化管潰瘍、出血、穿孔、閉塞
free-airair-fluid level 等〉

・メッケル憩室

:胎生期の卵黄腸管の一部が残存

成人では回腸末端より約 1m側の腸にみられる

急性炎症を起して虫垂炎のような症状が出現したり,出血や腸閉塞の原因となる


c.
炎症〈筋膜肥厚等〉  


d.
腹水
モリソン腔
右腎)、傍結腸腔ダグラス窩子宮(膀胱)直腸)等〉 (2016 25)  


e.
結石

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