3. PET
A. PET の特徴
a. 分子イメージング
b. サイクロトロンと合成装置
c. デリバリー
d. 定量解析、SUV
e. PET、PET/CT、PET/MRI
B. 主なPET 用放射性薬剤
a. F-18-FDG〈ブドウ糖代謝〉 (2014 44)
・18F- FDGによる腫瘍PET施行時の留意点
1)少なくとも4時間以上の絶食、糖の摂取制限
2)検査前の運動禁止
骨格筋へのFDG集積を避ける。咀嚼、発音(会話)の制限も行う。快適な室温で、行儀よく待つ。
褐色脂肪細胞などへの生理的集積の除外
3)撮影直前に排尿を行う。骨盤領域を精査する場合には膀胱洗浄を行う。
4)脳FDG検査施行時には閉眼安静を保つ。眼筋、視覚野への集積を防ぐ。
5)投与前に血糖値を測定する
6)原則禁忌:「妊婦または妊娠の可能性のある女」
b.
C-11-メチオニン〈アミノ酸代謝〉 (2014 43)
c. O-15
標識ガス〈脳循環代謝〉
d.
C-11/F-18 標識アミロイドイメージング
C. FDG-PET の対象
(2017 36 39、2015 45、2014 44、2013 46 47)
a. 適応疾患
〈悪性腫瘍(早期胃がんを除き、悪性リンパ腫を含む)〉
〈てんかん〉〈虚血性心疾患〉〈心サルコイドーシス〉〈大血管炎〉
b. 腫瘍の鑑別診断、病期分類、治療効果判定、治療効果予測
強い集積を呈する腫瘍:〈悪性度の高いもの〉〈リンパ腫〉
集積が低い腫瘍:〈MALTリンパ腫〉〈T細胞系リンパ腫〉〈高分化腺癌〉〈カルチノイド〉
*アルツハイマーでは後部帯状回:側頭葉内側領域(海馬)で集積が下がる
D. FDG 以外の主な対象
a. アミロイドイメージング〈認知症〉
薬剤:11C-PIB、18F-PiB、18F-AV-45、1:アミロイドβシンチグラフィ
b. 脳神経受容体イメージング
c. 低酸素細胞イメージング (2014 43)
薬剤:18F-
fluoromisonidazole(FMISO)
d. 核酸代謝イメージング
4. 試料測定
A. 血液量、血球寿命 a.
循環赤血球量測定 b. 赤血球寿命測定 c. 稀釈法
B. ラジオアッセイ a.
腫瘍マーカー、ホルモン b. RIA、IRMA
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