4. コンピュータ
A. ハードウェア、ソフトウェア
a. ハードウェア〈入出力装置、中央演算装置、記憶装置、制御装置〉 (2013 68)
・RAID
:複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術
b. プログラム言語
B. ネットワーク
a. 通信回路
b. OSI 参照モデル (2015 70)
第7層:アプリケーション層:具体的な通信サービスを提供 (2012 68)
・DHCP :ネットワーク設定を自動的に割り当てるプロトコル
・FTP:特定のコンピュータ間でファイル転送する時に使用するプロトコル
・HTTP :WWWで用いられ、HTMLで書かれた文章を送るためのプロトコル
・IMAP4:メールサーバ上でメッセージを保存・管理できるプロトコル
・SMTP:電子メールを送信するために使用するプロトコル
・SSH:公開鍵暗号を利用した高速かつ安全な通信方法(遠隔操作などに使用)
第6層:プレゼンテーション層
:データの表現方法
第5層:セッション層
:通信プログラム間の通信の開始から終了までの手順
第4層:トランスポート層(2017 78、2014 69)
:ネットワークの端から端までの通信管理
・TCP:信頼性が高いが、通信速度が遅い。データを自動に分割する。データの送受信を確認する。
・UDP:データが届いたかどうかわからず、データを自動に分割しない。
第3層(2017 77 68、2016 78)
:ネットワーク層:ネットワークにおける通信経路の選択
・IP:ネットワーク間プロトコル(運搬担当) IPv4:32bit IPv6:128bit
*IPアドレス (2017 、2015 68)
サブネットマスクはどこからどこまでがネットワーク部(255or1)で
どこからどこまでがホスト部(0で始まる)であるかを示す
ホスト部:0と255は使わずに1~254までの数字を使う
・ルータ(デフォルトゲートウェイ):2つのIPアドレスを持つ
・ICMP:ネットワーク動作状態診断プロトコル
・DNSサーバー:ドメインとIPアドレスをリンクさせるためのもの
(2017 79、2013 69)
第2層:データリンク層
:直接的(隣接的)に接続されている通信機器間の信号の受け渡し
― ブリッジ(セグメントを繋ぎ、フィルタリングをする)、スイッチ
・MACアドレス:機器固有のアドレス
・モデム:信号を変換する機器
第1層:物理層
:物理的な接続
― リピータ(信号増幅器)、ハブ(増幅整形かつ接続)
・OSI7階層とDICOM
OSI7階層 |
DICOM規格 |
7.アプリケーション層 |
画像・レポート・患者情報など |
6.プレゼンテーション層 |
DICOMフォーマット |
5.セッション層 |
セッション単位 |
4.トランスポート層 |
標準TCP |
3.ネットワーク層 |
標準IP |
2.データリンク層 |
標準MAC |
1.物理層 |
標準(イーサネットやFDDI) |
○DICOM (2016 75、2014 70)
オブジェクト指向に基づく、画像検査分野の相互運用性確保を目指す標準規格
ISO/TC215の参照規格として取り上げられた
以下にDICOMなどの標準規格に関わるサービスクラスを挙げる
(1)Storage:モダリティで撮影した画像を画像サーバーへ保管する画像送信サービス
★(2)Q/R(検索取得):表示装置や処理装置などから保存装置にある画像を呼び出すサービス
★(3)MWM:モダリティが画像情報を収集するとき、必要な患者基本情報や検査情報をRISから呼び出すサービス
★(4)MPPS:モダリティの検査実施状況をPACSやRISに伝えるサービス
(5)GSDS(グレイスケール表示):モニタで画像表示整合性のためにグレスケール画像の標準表示関数(GSDF)が定義される。
★(6)DoseSR:線量構造化レポート
★(7)SWF:病院情報の基本運用の流れを定義したもの
(8)Verification:DICOM接続できるかどうかの確認機能
(9)Print Management:画像の出力
・タグを使用してデータ要素を認識する
タグは(グループ番号、エレメント番号)で識別し、属性名を付ける
VR:値の表現方法を宣言
VM:タグ内にいくつのデータを持つか
タイプ:必須項目か否か
1が必須項目:「検査インスタンスUID」「SOPインスタンスUID」
2が必須であるが空欄でもよい:患者名、受付番号、生年月日、依頼医師
3が省略可
*UID:固有文字列
SOP:Service Object Pair
C. 演算の高速化
a. パイプライン
b. SIMD
c. VLIW
d. マルチプロッセッサ
○CPU
・高速化
プロセッサのスピード=①クロック周波数 × ②IPC(クロックサイクル当たりの実行可能命令数)
①クロック周波数向上
→ プロセス技術
ムーアの法則に従い集積度は上昇し、これに比例して周波数も向上
→ スーパーパイプライン
パイプラインの段数を増やし、各ステージの処理が単純になる
②IPCの向上 (2016 74)
→ 並列実行(スーパースケーラ、VLIW)
1、並列計算(multiple instruction
multiple dateなど)
2、CPU内に複数の処理装置を置き、命令を同時に実行する
― スーパースケーラ:命令に依存関係があると実行不可
― VLIW(Very long
instruction word):依存関係のない命令をまとめて一語で処理する
3、マルチコアCPU(Intel core i7)
・マルチタスク
複数のタスク(プロセス)を切り替えて実行できるシステムのこと
・稼働率 (2017 30、2016 62)
直列は掛け算
並列は並列システムの稼働率 = 1 – (全システムが停止している確率)
= 1 – (1 – a) × (1 – b)
D. 次世代コンピュータ
a. 量子コンピュータ
b. 次世代半導体
c. 次世代メモリ
d. 光コンピュータ
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