6. ガンマカメラ
A. 固有・総合性能評価
(2017 48、2013 31 記述(均一性)、2012 40)
a. エネルギー分解能 b. 均一性 c. 空間分解能
d. 感度 e. 直線性 f. 計数率特性
B. SPECT(SPECT/CT)装置の性能評価
(2016 48、2013 38、2012 40)
a. 均一性 b. 空間分解能 c. 感度 d. 回転中心
○性能評価方法 (JESRA規格)
固有:点線源を用いて、コリメータを外す、20kcps以下
総合:コリメータをつける
・(固有/総合:面線源/SPECT:円柱線源)感度均一性
99mTc核種、有効視野サイズの窓をもつ鉛マスク、10kカウント以上、総合では30kcps以下
*相対的雑音σ:S/N比の逆数、Planerの方がSPECTより小さい
・SPECT再構成後の総合容積感度
99mTc核種の円柱線源、10kcps以下
・(固有:99mTc核種/散乱体の{あり/なし}総合:コリメータごとの核種の線線源)空間分解能
格子状鉛スリットファントムを使用、FWHMで表す、総合では20kcps以下
・SPECT再構成後の総合空間分解能(散乱体無し:点線源/あり:線線源)
99mTcまたは57Co核種、20kcps以下
・固有エネルギー分解能(2017 43、2015 35)
99mTcおよび57Co核種、有効視野サイズの窓をもつ鉛マスクを付ける、10kカウント以上
エネルギースペクトルを求めて、光電ピークのFWHMで表す
通常分布スペクトルの半値幅ΔEまたは、これを放射線のエネルギーEで割ったΔE×100/E
・(固有/散乱体のある総合:面線源)計数率特性
99mTc核種、有効視野サイズの窓をもつ鉛マスク、4kcps以下になるまで測定する(線源減弱法)
・固有空間直線性:99mTc核種、格子状鉛スリットファントムを使用
・高計数率時の固有分解能/均一性:75kcp以上で測定する
・(目視のみ)回転中心試験:点線源、サイノグラムで測定する
・複数ウィンドウの像のずれ:コリメータ使用しない、67Ga核種
・その他:「遮へい能力」「ホールボディ測定画像の総合空間分解能」「検出器-検出器間感度偏差
「システムアライメント」「X線CT組合せSPECT装置における画像重ね合わせ精度」
*UFOV(有効視野):有効な測定視野、あるいはその形状
*CVOV(中心視野):UFOVの形状を75%に縮小した相似形で、
その面積重心位置がUFOVの面積重心と同じ位置である測定視野の中心部分
○SPECTの日常点検(毎日行う) (2015 50)
・すべて目視
「均一性」
:20kcps以下でBKGか面線源かシリンジ等を使用する
「SPECT回転中心」
:中心軸から10cmほどずらした場所で点線源を使用する
「エネルギーピークの確認」
:20kcps以下で使用する線源ごとに測定する
○SPECTの定期点検
「固有均一性(微分値/積分地)」:頻度毎月
「SPECT回転中心ずれ」:頻度毎月
「SPECT均一性」:目視でアーチファクトの確認:頻度6か月
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