被ばく区分 / 被ばく状況の分類 / 防護の目的と方法

5. 放射線防護体系

A. ICRP 
a. 組織
b. 刊行物


B.
被ばくの区分

a. 職業被ばく (2017 記述、2015 78) 

 :そのほとんどは自然線源によるもの

ICRP「組織反応に関する声明」

:晩発性影響の閾値はこれまで考えられてきたものより低い

 水晶体は閾値0.5Gy5年間で20mSv/y1年で50mSv

さらに心臓及び脳血管については0.5Gy程度閾値が低いので、より防護が最適化されるべき

 

b. 医療被ばく 2016 282015 782014 162013 15

世界的に増加傾向で一人当たりの年平均0.5mSv

CTの寄与が大きく(CT2.3mSv/年、X線:1.5mSv/年)、日本では1000人に1台ある

線量限度」はなく、不均一かつ高線量になる可能性がある

介助者の被ばく」や「臨床研究の志願者の被ばく」や「患者の胚/胎児」なども医療被ばくとなる

介助者の被ばく:線量拘束値は成人で5mSv/事例、子供で1mSv/事例

・臨床研究の志願者の被ばく:線量拘束値はその便益によって変動する

 

c. 公衆被ばく (2014 122012 20

 線量限度:1mSv/

 ラドンを除く自然放射線低線量生涯被ばくによる年齢別死亡リスクの推定結果を考慮した

 

C. 被ばく状況の分類

 :ICRP report 2007で導入された概念

a. 計画被ばく状況

report1990では「行為」の対象となる被ばく


b.
緊急時被ばく状況

report1990では「介入」の対象となる被ばく

不測の事態または悪意の行為から生じる予期せぬ被ばく状況


c.
現存被ばく状況

report1990では「介入」の対象となる被ばく

自然放射線による被ばくや過去の行為の結果として存在する被ばく状況

 

被ばく状況タイプ

職業被ばく

公衆被ばく

医療被ばく

計画被ばく

線量限度+拘束値

線量限度+拘束値

診断参考レベル

緊急時被ばく

参考レベル

参考レベル

 

現存被ばく

 

参考レベル

 

 

・線量限度
:医療被ばくを除いた計画被ばくの個人または公衆を対象とする

  すべての線源からの被ばくを考慮する

 

・線量拘束値
:医療被ばくを除いた計画被ばくの最適化の上限値

  ある線源からの被ばくのみを考慮する

 

・参考レベル
:緊急時被ばく
+現存被ばくにおける最適化の参考上限値

  ある線源からの被ばくのみを考慮する

 

D. 防護目的と方法

a. 目的  

b. 三原則:「時間」「遮へい」「距離

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